カバー動画

6月になりました。びっくりしますね。かれこれもう三ヶ月間ニートのような生活が続いています。ネオニートです。

練習や曲作りの時間も充分に取れるので合間にカバー動画などを撮ってツイッターに上げたりしていました。
これがやってみると新しい発見が沢山あったので記録しておきます。

 

 

 

 

まず、カバー曲を自分の声でいい感じに響かせるには曲によって歌い方を考えないとならない、ということ。
こう書いてみるとごく当たり前のことのように思えるが、今まで全然考えてなかった。何でもかんでもワーッと元気に歌ってた。
具体的には、少し声を抑えめに歌うようにしたらしっくりくる曲が多かった。
考えてみたら当たり前で原曲はワーッと歌っていない。詞のニュアンスが伝わるように色々と変化をつけて歌っている。
メタルやハードコアパンクでもない限り、ワーワーギャーギャー歌ってない曲の方が大半なのだ。
これは自分のオリジナル曲にも言えることで、曲によって歌い方を考えないといけない。本当に当たり前のことだから書くのも恥ずかしいんだけど、今まであんまり考えずに適当にフィーリングで歌ってた。

これは動画を撮って聴いてみると一目瞭然(耳だけど)。ワーッとがなって歌ってるのを聴いてるとうんざりしてくる。今まで本当に申し訳ありませんでした。
もちろん声量は大事なので声量を保ちつつ声を張りすぎない歌い方を目下練習中だ。抑え目に歌うとちょっと油断すると聴き取れないくらい小さくなってしまうこともある。

このことはアコギの弾き語りに特に顕著で、音楽的にシンプルな分、歌の表現力がモロに出てしまう。
バンドならサウンドによる表現の部分が大きいし、他の楽器に埋もれてしまわないよう出来るだけ大きな声で歌って迫力を出すことも必要になる。

バンドと弾き語りでは歌い方を変えなきゃならない。薄々気づいていたんだけど、よりはっきりと理解できた。

 

あと、動画を自分で見返すとアラがよく分かる。リズムのズレ、ピッチのズレ、ニュアンスなど。「あ、ここおかしいな」と思って撮り直したりもする。こんな動画でも多少は練習している(性格がいい加減なのでOKのハードルは低い)。

 

そして自分が絶対作らない(作れない)ような曲を歌ってみることは、自分の作る曲、歌の表現の可能性を広げる。

これはマジで歌の練習になる。
カバー動画を撮影してみてよかった。